2017年8月15日火曜日

ケラレ

ケラレ……画像の四隅が欠ける、あの現象です。
iPhoneとフィールドスコープ TSN-774の組み合わせでもケラレが発生します。
どれくらい“ケラレる”かは、接眼レンズによっても変わってきます。
*以下の写真はiPhone 7 Plus(35mm換算焦点距離:28mm)で撮影。

・TE-17W(30x WIDE)*販売終了
ケラレをなくすには、iPhoneのデジタルズームを1.2xにします。


・TE-11WZ (25~60x WIDE ZOOM)

主に使う60倍でケラレをなくすには、iPhoneのデジタルズームを1.1xにします。


という具合に、私はケラレをなくすためにiPhoneのデジタルズームを使用していますが、「デジタルズームは画質が落ちるので、撮影後にトリミングをしたほうが良い」という意見もあります。

私がデジタルズームを使用している理由は、何よりも撮影の楽しさを優先しているからです。
ケラレがあるままで撮影していても、何か気持ち的に引っかかるものがあり、すっきりしません。
また、ケラレがあるままでは、微妙な構図も決められません。
トリミング後にどこからどこまでが有効になるかを、コンマ何秒かで判断することなんて私にはできません。(ケラレがなくてもできていないのに……)

次に、撮影後の手間。
一度の撮影で100〜200枚なんてのは少ないほう、1,000〜2,000枚になることだって往々にしてあります。
それを撮影後にトリミング……。
まあ、その8割くらいは削除することになるのですが、やはり、ケラレが残ったままでは構図の良し悪しを判断するのは難しいので、取捨選択に手間取ります。


要は、面倒臭い!です。



ちなみに、iPhoneの場合、デジタルズームをしても画像サイズは変わりません。
iPhone 7 Plusの場合、デジタルズームをしてもしなくても4032 x 3024ピクセルです。


2017年8月7日月曜日

接眼レンズとiPhoneの距離を調節する

前回書いた通り、接眼レンズに装着した『デジタルカメラアダブター TSN-DA10』のインナーに、iPhoneを接続したアウターアッセンブリーをかぶせて、それを前後させて接眼レンズとiPhoneとの距離を調節します。

この調節でケラレをなくすことはできません。
あくまで、周辺減光をなくし(減らし)、クリアーな画像にするための調節です。
これが、ミリ単位の微妙な調整が必要で、加えて、この時点でiPhoneを水平になるように固定しなければなりません。


私は、青空を撮影して調整しています。
アウターアッセンブリーを最前部(または最後部)にセットして、

徐々に動かしていき、“影”が無くなるところで固定します。
そこで、一度、その空を撮影して確認します。

その時、選択して拡大された写真ではなく、下のサムネイルを見て確認しています。
小さい画像のほうが、影が分かりやすいのです。


ズームアイピース『TSN-11WZ』では、どうしても“影”が取れません。
iPhoneでは、どれだけ微調整しても、これが精一杯です。

それでも、森や林の中で木にとまっている鳥を撮る分には気にならないのですが……

これでは飛行機は撮れません。(まあ、倍率的に飛行機を撮るものではありませんが)
(この時は遠かったので、やむなく使ってみた)